家族カードのおすすめは?年会費無料で発行できるお得なカードをタイプ別に厳選
家族カードとは? 家族カードのおすすめは?年会費無料で発行できるお得なカードをタイプ別に厳選
多くのクレジットカードには、カード本会員(契約者本人)に加え、その配偶者や子どものクレジットカードを作成できる「家族カード」というサービスがあります。
本会員のカード申し込み時、もしくは本カードが手元に届いたあとに追加で申請することで発行してもらえる場合が多く、クレジットカードの名義は家族それぞれのものになります。
家族カードは、普段の買い物や旅行の際、お得な特典・サービスを家族カード会員全員が受けられるなど、使い方によって非常に多くのメリットがあります。
「夫婦で異なるクレジットカードを使っている」「大学生の子どもがクレジットカードを作ろうとしている」という方は、家族カードのメリット・デメリットをチェックしたうえで、別々のクレジットカードを持つか、家族カードを利用するか検討してみてはいかがでしょう。
家族カードのメリット、デメリット 家族カードのおすすめは?年会費無料で発行できるお得なカードをタイプ別に厳選
家族カードは、本会員のクレジットカードに紐付いているため、同じブランドの家族名義のカードが発行されます。家族カードのおもなメリットは以下の通り。
家族カードのメリット
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年会費が無料~安い
家族カードの多くは年会費が本会員の半額、または無料となっており、維持コストが少なくすみます。家族で別々にクレジットカードを使っていて、年会費も各自で支払っているような場合は、本カード+家族カードに一本化することで家計の節約を図っても良いでしょう。 -
ポイントやマイルを合算できる
家族カードのショッピングで貯まるポイントやマイルは、本会員のものと合算されます。家族のカード支出をすべて1種類のポイントやマイルに集約できるので、効率よく貯めることが可能。とくに貯めたポイントやマイルを日用品の買い物や家族旅行に利用する場合は、家族で貯めて家族で使う流れができ、おすすめです。 -
本会員と同様の付帯保険・サービスを利用できる
家族カードを持っている家族は、クレジットカードに付帯している保険やサービスを、本会員とほぼ同じ条件で利用できます。
クレジットカード、とくにゴールドカードやプラチナカードのようなステータスカードには、海外旅行時に手厚い保険が付帯しており、搭乗までの待ち時間をすごす空港ラウンジも利用できます。
ポイント還元率やオンラインショッピングモール利用時のポイントアップも本会員と変わらないため、スペックの高いクレジットカードを利用している場合は家族で使い倒すほうがお得。 -
家族カード会員は審査不要
家族カードのあまり知られていないメリットのひとつが、審査不要でカードを発行できる点です。
クレジットカードの審査は本会員に対してのみ行われ、家族会員の収入や雇用状況は加味されないため、ゴールドカード、プラチナカード等、通常では審査が通りにくいカードも問題なく持つことができます。
仕事をしていない配偶者や学生、過去にクレジットカードの支払いを滞納して個人ではカードを作れない家族(俗に言うブラックリストに載った状態)の場合は、家族カードを検討してみると良いでしょう。 -
利用履歴を確認できる
家族カードの利用履歴は、本会員とまとめて記録され、それぞれの履歴が本会員のものか、家族会員のものかも把握できます。家族に自分の利用履歴を知られたくない場合はネックですが、家計簿をつけていて支出を一元的に把握したい、という場合は便利。
家族で異なるクレジットカードを利用しており、カードごとの支出をチェックことが手間に感じる場合は、本会員+家族会員にまとめてしまうのもひとつの方法です。
その一方で、家族カード利用時に知っておきたいデメリットには、以下のようなものが挙げられます。
家族カードのデメリット
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利用限度額は家族間でシェアされる
クレジットカードの利用限度額は、本会員の利用枠を本会員と家族会員が分け合うことになります。一般的なクレジットカードの利用限度額は30~50万円前後からスタートして、本会員のクレジットカードヒストリー(信用情報)に応じてアップし、上限は100万円前後。
ステータスカードの場合は、300万円や500万円、なかには限度額に一律の上限がないカードも。
本会員・家族会員ともが頻繁にクレジットカードを利用する場合は、限度額の高いクレジットカードを利用するか、各自がクレジットカードを持つほうが良いケースもあります。 -
発行できる枚数・家族の範囲に制限がある
本カード1枚につき発行できる家族カードの数が決まっている場合があります。多くのクレジットカードは、2~3枚程度までは問題なく発行可能。また、1枚目は年会費無料で、2枚目以降は年会費がかかる場合もあります。利用できる家族の範囲もカード会社によって異なり、基本は同一生計の親・配偶者・子どもとなります。その他に「同居」が条件となっていたり、事実婚・同性カップルは対象外になる等、各社規定が異なるため、注意が必要です。 -
家族会員のクレジットカードヒストリーは加味されない
クレジットカードは、未払いなく利用し続けているうちに、個人の信用情報があがるようにできています。これはクレジットカードヒストリー(通称クレヒス)と呼ばれ、利用履歴を積むことで、新しいクレジットカードの作成時はもちろん、住宅ローンなど他のローンを組む際にも有利に働きます。
家族カードの利用履歴は、本会員と合算されるため、家族会員のクレヒスは成長しません。
子どもが成人していて、将来的に結婚や住宅購入を考えているなど、個別にクレヒスを積んだほうが良い場合は、本人名義のクレジットカードを作ると良いでしょう。
タイプ別おすすすめの家族カード
ゴールドカード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 公式サイトへ行く
アメリカン・エキスプレスが発行するゴールドカード。家族カードは1枚目が年会費無料とゴールドカードの中でも破格のサービスを提供してる。
本カード・家族カードともに、アメックスの空港ラウンジと世界のVIPラウンジを利用できるプライオリティ・パスが無料付帯。海外旅行傷害保険も付帯しており、特に海外渡航時に強さを発揮する。また、指定のレストランのコース料理(2名分)を予約すると1名分が無料となる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や各種のプロテクションサービスも提供。家族で利用することで、ゴールドカードらしいサービスとステータスを実感できる一枚だろう。
本カード年会費 |
31,900円(税込) ※入会後3ヶ月以内のカード利用で合計35,000ポイントプレゼント!さらにカード利用で、Amazonギフト券20,000円分プレゼントも。 |
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家族カード年会費 |
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家族カードの枚数 | 最大6枚まで |
家族の範囲 | 配偶者・両親・18歳以上の子ども |
おもな特典・サービス |
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タイプ別おすすすめの家族カード
マイルが貯まるクレジットカード
JALカード 公式サイトへ行く
JAL(日本航空)がそれぞれのクレジットカードブランドと提携し発行するクレジットカード。カード利用でマイルが貯まり、一定以上でJALの特典航空券などに交換できる。
クレジットカードのランクごとに「普通カード」「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」があり、フライト利用でもらえるボーナスマイル、付帯保険、空港ラウンジサービスなどが異なる。
ゴールドカード以上には、カードショッピングで貯まるマイルが2倍になる「JALショッピングマイル・プレミアム」(年会費3,300円)が無料付帯。家族会員の利用分も自動的にマイル2倍となるので、無料付帯でない場合も家族カードを利用する場合は加入しておきたい。
本カード年会費 |
普通カード2,200円(税込)~JALカードプラチナ34,100円(税込) ※普通カードは初年度年会費無料 |
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家族カード年会費 |
普通カード:1,100円(税込)~JALカードプラチナ:17,050円 ※普通カードは初年度年会費無料 |
家族カードの枚数 | 8枚まで |
家族の範囲 | 本会員と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子ども(高校生を除く) |
おもな特典・サービス |
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タイプ別おすすすめの家族カード
高ポイント還元
ORICO CARD THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント) 公式サイトへ行く
オリコカードが発行するポイント還元率に着目したクレジットカード。年会費は本カード会員・家族カード会員ともに無料。
常時1%以上の高いポイント還元率に加えて、オンラインショッピングモールの「オリコポイントモール」を経由してネットショッピングをすると、+0.5%のポイントアップが受けられる。
海外旅行傷害保険も付帯しており、家族カード会員も本会員と同額補償。
貯めたポイントはオンラインで500ポイントからamazonポイントやTポイントにリアルタイムで交換可能。ポイントの貯めやすさ、使いやすさともに優れており、家族でポイントを貯める場合は候補にしたい一枚と言える。
本カード年会費 |
無料 ※新規入会&条件を満たすと最大8,000円相当のポイントプレゼント(2021年9月30日まで) |
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家族カード年会費 | 無料 |
家族カードの枚数 | 3枚まで |
家族の範囲 | 本会員と生計をともにする配偶者・両親・18歳以上の子ども(高校生を除く) |
おもな特典・サービス |
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まとめ
家族カードは多くのクレジットカードが実施しているお得なサービスのひとつです。
特に強いこだわりがない場合は、クレジットカードで買い物をする際、夫婦や親子で獲得したポイント(マイル)をまとめてしまったほうが、何かと効率が良いでしょう。
また、ステータスカードを利用する場合は、家族も同等のサービスを受けられるようにしておくと、日常生活や家族旅行の際、よりお得度を実感できるはずです。
今回ご紹介した家族カードのメリット・デメリットも参考に、夫婦や親子でクレジットカードのサービスを使い倒せる「家族カード」に注目してみてはいかがでしょう。
- Author : 長尾 尚子
- フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメ等、幅広い。子ども2人を育児中のママでもある。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級