SBIカード
SBIカードはSBIホールディングスグループの「SBIカード」が発行する注目のクレジットカードです。発行開始は2005年からと新しいですが、高いポイント還元率と充実した保障、他のクレジットカードにはない特徴あるサービスを提供しており、利用者から高い評価を得ています。
SBIカードは現在、SBIカード(レギュラー)、SBIカード(ゴールド)、SBIカード(プラチナ)の3種類に加え、カード会員の中から利用実績に応じて、招待されることで初めて入会できるSBIワールドカードの4種類を発行しています。
SBIカード(レギュラー) 公式サイトへ行く
年会費 | 初年度年会費無料※次年度以降900円+税。ただし年間10万円以上の利用で次年度無料 |
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国内・海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 ※家族特約付 |
ショッピングガード保険 | ― |
ポイント還元率 | 1.0~1.2% |
空港ラウンジ | ― |
独自サービス |
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SBIカード(ゴールド) 公式サイトへ行く
年会費 | 2,500円+税※年間100万円以上のカード利用で次年度無料 |
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国内・海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 ※家族特約付 |
ショッピングガード保険 | 年間30万円 |
ポイント還元率 | 1.0~1.2% |
空港ラウンジ | ― |
独自サービス |
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SBIカード(プラチナ) 公式サイトへ行く
年会費 | 22,000円 |
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国内・海外旅行傷害保険 | 最高1億円 ※家族特約付 |
ショッピングガード保険 | 年間50万円 |
ポイント還元率 | 1.0~1.2% |
空港ラウンジ | 世界500ヶ所※プライオリティパス付帯 |
独自サービス |
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SBIワールドカード (招待制)
年会費 | 150,000円+税 |
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国内・海外旅行傷害保険 | 1億2,000万円 ※家族特約付 |
ショッピングガード保険 | 年間100万円 |
ポイント還元率 | 1.0~1.2% |
空港ラウンジ | 世界500ヶ所※プライオリティパス付帯(同行者制限無し) |
独自サービス |
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それぞれ特徴があるカードですが、最も人気が高いのは年会費永年無料ながら充実したサービスを提供するSBIカード(レギュラー)です。では実際にSBIカード(レギュラー)のサービス内容と大手クレジットカード会社が発行するカードのスペックを比較してみたいと思います。
SBIカードVS大手クレジットカード会社(JCB&三井住友VISAカード)
SBIカード(レギュラー) 公式サイトへ行く
年会費 | 初年度無料※次年度以降900円。ただし年間10万円以上の利用で無料 |
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家族カード | 1枚まで無料 ※2枚目以降500円+税 |
ETCカード | 無料 |
旅行保険 | 国内・海外共に最高2,000万円 ※家族特約付帯 |
ショッピング保険 | なし |
基本ポイント | 1,000円につき10ポイント |
交換商品例 | 5,000ポイントで5,000円、10,000ポイントで12,000円キャッシュバック |
実質ポイント還元率 | 1.0~1.2% |
ポイントアップ特典 | 10,000ポイント貯めればポイント還元率が20%UP(1.2%) |
次年度以降のポイント還元率 | 最高1~1.2% |
その他の付帯サービス |
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JCB一般カード 公式サイトへ行く
年会費 | 1,250円+税※MyJチェック」の登録があり、12月16日~翌年12月15日のショッピング利用合計金額が50万円以上の場合は、翌年の年会費無料 |
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家族カード | 1枚400円+税※本会員の年会費が無料の場合、家族カードも無料 |
ETCカード | 無料 |
旅行保険 | ― |
ショッピング保険 | 最高100万円 |
基本ポイント | 1,000円につき1ポイント |
交換商品例 | 1,000ポイントで5,000円分のギフト券に交換可能 |
実質ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントアップ特典 | 前年度のカード利用金額に応じてJCB STAR MEMBERSの会員のランクを設定しボーナスポイントを付与
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次年度以降のポイント還元率 | 最高0.65% |
その他の付帯サービス |
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三井住友VISAカード 公式サイトへ行く
年会費 | 1,375円 |
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家族カード | 1枚400円+税 |
ETCカード | 500円(1年間に1回以上ETC利用の請求があれば無料) |
旅行保険 | 海外最高2,000万円※国内は付帯せず |
ショッピング保険 | 最高100万円 |
基本ポイント | 1,000円につき1ポイント |
交換商品例 | 1,000ポイントで5,000円分のギフト券に交換可能 |
実質ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントアップ特典 | 前年度のカード利用金額に応じてV1~V3までカード会員のランクを設定し、カード利用額が50万円を超えるとボーナスポイントを付与。
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次年度以降のポイント還元率 | 最高0.625% |
その他の付帯サービス |
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年会費
まずカードの年会費ですが、SBIカード(レギュラー)は、本会員の初年度年会費が無料、次年度は900円かかりますが、年間10万円以上のカード利用で無料になります。また家族会員(※1枚まで)、ETCカードの年会費も無料とカードを持つコストを最小限に抑えることができる点は大きな魅力と言えるでしょう。また2009年10月1日のサービス改定でJCB一般カードも特典の条件を満たすと年会費が無料になります。年会費無料のクレジットカードが減る中でのサービス向上は利用者にとって嬉しいですね。
保障
次にカードの保障面を見ていきます。SBIカード(レギュラー)には国内・海外共に最高2,000万円の家族特約付き旅行傷害保険が付帯します。ここで注目したい点は家族特約が付いているという点です。これは本会員と同行した家族についても額面の50%(1,000万円)を補償するというものです。つまり、夫婦二人で旅行した場合、最高3,000万円まで補償を受けることができるのです。これは他のカードにはない(※一部ステータスカード除く)SBIカード(レギュラー)の大きな魅力と言えるでしょう。
JCB一般カードには基本サービスとしての旅行傷害保険は付帯しませんが、MYJチェックに登録し、旅行代金をJCB一般カードで決済する等特定の条件を満たすと、国内・海外共に最高3,000万円の旅行傷害保険が付帯します。三井住友カードは海外のみ1,000万円の旅行傷害保険が付帯しています。
ショッピングガード保険についてはSBIカード(レギュラー)は付帯なし、JCB一般カード、三井住友カードは共に最高100万円となっています。
カードの保障面を比較すると、旅行傷害保険はSBIカード(レギュラー)、ショッピングガード保険はJCB一般カード、三井住友カードが有利と言えます。
ポイントサービス
ポイントサービスについてはSBIカード(レギュラー)が圧倒しています。JCB一般カード、三井住友カードは基本ポイント還元率が0.5%ですが、SBIカード(レギュラー)は1%、つまり2倍です。更にSBIカードは10,000ポイント貯めるとキャッシュバックが12,000円にアップするのでポイント還元率は最大1.2%となります。 JCB一般カードや三井住友カードも前年度のカード利用額に応じて、ポイント還元率が0.625~0.65%までアップしますが、SBIカード(レギュラー)には遠く及びません。
付帯する独自サービス
最後にカードに付帯する独自サービスを見ていきます。JCB一般カードの海外利用分ポイント2倍や三井住友VISAカードの宝塚、USJのスタジオパス優待等、大手クレジットカード会社のサービスも魅力的ですが、編集部ではSBIカードと住信SBIネット銀行が連携した決済サービスに注目しています。
これは住信SBIネット銀行の口座を持っていると日本国内利用分は円預金、海外利用分はドル預金で決済できるというものです。つまり、このサービスを利用すると海外でクレジットカードを利用する際、通常上乗せされる為替手数料がゼロになるのです。この決済サービスは、海外旅行が好きな人や海外出張があるビジネスマンにとって、大きなメリットと言えるでしょう。
また、SBIカード(レギュラー)はカード利用代金の支払いに対する自由度が高く、カード利用代金の支払日や金額、引き落とし口座を自分で設定できる他、24時間リアルタイムで支払いを行うことも可能となっています。
比較すると、SBIカード(レギュラー)は、大部分のサービスが大手クレジットカード会社のメインカードを上回っていることがわかります。カード会社としての歴史や知名度等では大手カード会社にかないませんが、サービス内容を重視してクレジットカードを作る人にとって、SBIカード(レギュラー)は有力の選択肢の一つになるでしょう。