クレジットカードランキング 最新ニュース 第61回

クレジットカードを解約するメリットとデメリット

クレジットカードには様々な特徴があり、魅力的な新規入会キャンペーンを実施していたり、カードの特典が異なることから、ついつい作りすぎてしまう方も少なくありません。

クレジットカード・イメージ画像

クレジットカードのプロを自認する筆者にもその傾向があり、新しいお得なカードを見つけると入会し、利用してみたくなってしまうため、保有カード枚数はすぐに10枚を超えてしまいます。

ちなみに10枚もカードがあると、それを効率よく使いこなすのはほぼ不可能。そこで筆者は定期的に保有しているクレジットカードを解約(断捨離)することで、カードの枚数を一定以下に保つよう意識しています。

今月のクレジットカードランキングのニュースは、クレジットカードを解約するメリットとデメリットを、筆者の経験を踏まえ、解説します。

クレジットカードを解約するメリット

クレジットカードを解約する最大のメリットは、不要なカードが拘束している個人の信用枠を開放できる点でしょう。

具体な例を挙げて説明します。

実はクレジットカードは、年会費の有無に関わらず、持っているだけで、個人の信用枠を一定消費しています。たとえば5枚のクレジットカードを保有していたとして、それぞれのクレジットカードの利用限度額が30万円だったとしましょう。
そうすると30万円×5枚=150万円までその人はクレジットカードで買い物をすることができる訳です。

クレジットカードの利用限度額イメージ画像

クレジットカードを作った情報や、その人の利用限度額、返済履歴含む個人の信用情報はクレジットカード会社間で共有されており、この状態で新しいカードを作ろうとすると、カード会社は150万円+αの信用をユーザーに付与しても問題ないかどうかの審査が行われます(※厳密にはカードの利用履歴なども考慮されます)。

クレジットカードの発行枚数が増えれば増えるほど、カードの入会審査が厳しくなるのはこのためです。

不要なクレジットカードを解約すれば、この信用枠の拘束を減らすことができるため、新たなクレジットカードの審査に通過しやすくなるといった効果も期待できます。

以下にクレジットカードを解約するメリットをまとめました。カードの解約を検討されている方は是非チェックしてみてください。

クレジットカードを解約するメリット

  • カードに付与されている利用限度額(信用枠)を開放できる
  • カードを整理し、信用枠を開放することで、新しいカードの審査に通りやすくなる
  • カードの管理が楽になる(※お財布を整理できる)
  • ポイントの分散と失効を防止できる

クレジットカードを解約するデメリット

それでは次にクレジットカードを解約するデメリットを考えていきます。最大のデメリットは、解約したカードに短期間で再入会するのは難しい(または特典が適用されない)という点でしょう。

例えばイオンカードに入会し、最近使わないからという理由で解約したとします。それからしばらくして、やっぱり近くのイオンを使おうと思っても、解約から一定の期間が経過していないと、入会審査を断られるケースがあるのです。

クレジットカードを解約し、整理するのは良いことですが、利用する機会があるカードまで解約してしまうと、困るケースがあるということは覚えておきましょう。

年会費がかかるクレジットカードを保有しており、年会費分すら回収できてない場合は、解約対象にすべきですが、年に数回でも利用し、ポイント割引ではなく、利用時に直接割引が適用されるカードの解約は慎重に判断することをおすすめします。

以下にクレジットカードを解約するデメリットをまとめました。保有するカードを解約する前に、念のためチェックしておきましょう。

クレジットカードを解約するデメリット

  • 解約したカードにすぐ再入会することはできない
  • カード会員向けキャンペーンの対象外になる
  • 解約時に残っていたポイントは失効する

まとめ

クレジットカード会社は、新規入会キャンペーンに力を入れているため、利用する機会はめったにないとわかっていながらも、ついついキャンペーンに釣られて入会してしまうものです(クレジットカードのプロを自認する筆者も、誘惑に負けてしまいます)。

入会時点で大きなお得があるなら、カードに入会すること自体は間違っていません。大事なのは増えすぎたクレジットカードをそのままにせず、定期的に整理し、信用枠をしっかり確保しておくことです。

信用枠に余裕があれば、お得なクレジットカードが発行された際、すぐにカードを作ることができますが、枠に余裕がなければクレジットカードの審査に落ちてしまう可能性があります。そして一度審査に落ちると、しばらくはそのカードに申し込めない(申し込んでも審査に落ちる)点には注意が必要です。

既存のクレジットカードの整理を考えている方は、カード解約時のメリットとデメリットを正しく把握し、カードの断捨離にチャレンジしてみましょう。