2018年度のクレジットカード満足度ランキングの結果
ユーザーの意向を反映した正確な顧客満足度の算出を目指し、誕生した日本版顧客満足度指数ですが、2018年12月12日にクレジットカード部門の発表がありました。
今回のクレジットカードランキングのニュースは、この満足度ランキングの結果をご紹介したいと思います。
まず結果を評価するためには、どういった調査内容なのかを知っておかなければいけません。以下に調査内容をまとめたので、まずはその内容をチェックしてみてください。
2018年度JSCI(日本版顧客満足度指数)調査概要
調査対象カード(15枚)
アメリカン・エキスプレス・カード、イオンカード、 ANA カード、JCB カード、JAL カード、セゾンカード、 セディナカード(OMC を含む)、d カード、DC カード、 NICOS カード、VIEW カード、ファミマT カード、 三井住友カード、Yahoo!JAPAN カード、楽天カード
対象者
半年以内に2回以上カードを利用
調査期間
2018年9月26日~11月2日
回答者数
18,407人(ランキング順位に含む43企業・ブランドの回答者は、13,698人)
点数算出の根拠
点数は、以下の設問の回答の結果を10点満点で計算。その回答から100点満点になるように算出されます。複数の設問を「すべてを満点とした」場合は100点、「すべてを最低点 とした」場合は0点となります。
- 全体満足:過去1年間の利用経験を踏まえて、該当のクレジットカードにどの程度満足していますか
- 選択満足:過去1年を振り返って、該当のクレジットカードを利用したことは、あなたにとって良い選択だったと思いますか
- 生活満足:該当のクレジットカードを利用することは、あなたの生活を豊かにすることに、どの程度役立っていると思いますか
まずこのランキングを評価する上で、知っておかなければいけないのは対象のクレジットカード、全15枚(15ブランド)の中での顧客満足度調査の結果であるということです。アメックスの場合はプロパーカード以外にもANAアメックス、SPGアメックスと言った人気の提携カードがあります。イオンにはイオンカードセレクトというイオン銀行ユーザーのみ発行できる人気のカードが、JCBにはANAJCBカード、dカードは一般カードよりもdカードGOLDのほうが人気のあるクレジットカードと言えるでしょう。
これらのカードをどう評価しているのかがわからない点には注意が必要です。
では最終的な結果を見ていきましょう。
クレジットカード 満足度ランキング2018(JSCI日本版顧客満足度指数)
1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
5位 |
6位 |
7位 |
8位 アメリカン・エキスプレス・カード |
結果は楽天カード、JALカード、Yahoo!JAPANカードがトップ3になりました。ちなみに楽天カードの1位は、10年連続とのことです。
クレジットカードランキングでは、この3枚が評価されること自体に驚きはありませんでしたが、楽天カードやYahoo!JAPANカードは、提携カードの発行がないため、カード単体として評価を受けやすく、このランキングでは高く評価されやすい傾向があると考えています。
特にJCBカードやアメックスのように提携カードが充実している場合、プロパーカードの評価は厳しくなる傾向がありそうです。
もちろんこの結果は大いに参考になりますが、盲目的に信じるのではなく、この中で自分に合ったものは何なのかをしっかり考えた上で、クレジットカード選びに役立てると良いでしょう。