クレジットカードランキング 最新ニュース 第11回

増加する「番号盗用」被害
クレジットカードの不正利用から身を守る方法は?

番号盗用によるクレジットカードの不正利用が増加

日本クレジットカード協会が2014年1月~9月のクレジットカード不正利用被害の調査結果を発表しました。その調査によると、1月~9月の不正利用被害総額は約80億円。そのうち58.1%は番号盗用によるものでした。

番号盗用とは、クレジットカードの番号や有効期限といった情報だけを入手し不正に使用する犯罪のこと。実際の店舗では買い物をするためにはクレジットカード本体が必要ですが、オンラインショッピングではクレジットカードの番号やPINコードを知っていれば買い物が可能です。クレジットカードが盗難された場合、すぐに気がつきカード停止などの処置をとることができますが、情報だけを盗まれた場合、請求書が来るまで不正利用が発覚せず、そのため、被害額が増えていると考えられます。

クレジットカード不正利用 被害状況

被害額 構成比
番号盗用被害 45.8億円 58.1%
偽造カード被害 12.8億円 16.2%
その他 20.3億円 25.7%

※2014年1月~9月 クレジットカード45社に調査

クレジットカード 盗用被害の対策

クレジットカードの番号を盗む手口は様々ですが、大きく分けてインターネット経由のものと、それ以外のものが存在します。

セキュリティ画像

インターネット経由の場合、ウイルス感染やフィッシングサイトよるものが有名です。例えば、ショッピングサイトそっくりの偽サイトを開くウイルスにパソコンが感染してしまい、知らない間にクレジットカード情報を入力してしまうというパターン。また、クレジットカード会社や銀行からクレジットカードの再設定をお願いするメールが届き、指定のページで情報を入力した結果、クレジットカードの番号をとられてしまったケースも。

このようなインターネット経由の番号盗用に関しては、最新のウイルス対策ソフトを入れることが大切です。また、個人情報の入力を促すメールが来たら、公式サイトで本当かどうか確認するようにしましょう。

インターネット以外では、スキミングで抜き出した情報だけを用いてオンラインショッピングを行うケースがあります。ATMや店舗で決済をする際に、スキマーと呼ばれる読み取り機が一瞬で情報を抜き取り、請求があって初めて不正利用に気がつくというパターンです。カードの差込口に不審な装置が取り付けられていないか用心することが必要ですが、最近ではスキマーの小型化が進んでおり、一見しただけではわからない物も多くあります。

これらの被害を完全に防ぐことは難しいですが、被害を最小限に抑えるためには、毎月の請求書をきちんと確認することが大切です。万が一番号が盗用されてしまっても、不正利用を補償するクレジットカードを利用することで、被害を補償してもらうことができます。

クレジットカード会社の不正利用補償制度

安心画像

クレジットカード会社のほとんどが、カード本体が盗難・紛失された場合の不正利用に対する補償を行っています。しかし、多くのクレジットカード会社がカード本体が手元にある状態で不正利用された場合の対応について、説明をしていません。番号が盗用され、インターネットで使用された場合の対応は、クレジットカード各社によって異なるといわれており、クレジットカードを作る際には、その点を確認する必要があります。

ちなみに、アメリカン・エキスプレスカード系のクレジットカードは多くは、「オンライン・プロテクション」としてオンラインショッピングでの不正利用の補償を明言しています。オンライン・プロテクションが付属しているANAアメリカン・エキスプレス・カードセゾン・パール・アメリカン・エキスプレスカードはお得なカードとして人気も高く、安全とお得さを両立したカードと言えるでしょう。

紛失・盗難以外の不正利用については、インターネットでの被害について明言しているカードを選ぶか、カード会社に直接問い合わせるのが確実。

クレジットカードの不正利用への補償も考慮して、クレジットカードを選んでみてはいかがでしょう。

クレジットカードの番号盗用被害対策

  • パソコンのウイルス対策は万全に
  • 怪しいメールのURLは開かない
  • クレジットカードの差込口に用心
  • 毎月の請求書を確認する
  • オンラインショッピングでの不正利用を補償するクレジットカードを選ぶ