未成年・高校生でも作れるクレジットカード デビットカード・バンドルカードの作り方を解説。

未成年・高校生でも作れるクレジットカードとは?デビットカード、バンドルカードの作り方

未成年・高校生でも作れるクレジットカードとは?デビットカード、バンドルカードの作り方

海外旅行、留学、ショッピング等、未成年・高校生でもクレジットカードが役に立つ場面は多々あります。
しかしながら2020年1月現在、日本のカード会社で、未成年・高校生に対してクレジットカードを発行しているところはありません。(※アメリカン・エキスプレスでは、子どもが海外留学する等の特別な理由がある場合、例外的にクレジットカードを発行しています。)
そこで、今回のクレジットカードランキングの特集では、未成年・高校生でも作れるクレジットカードを徹底調査。原則審査がなく、未成年・高校生でも作ることができ、クレジットカードとほぼ変わらない機能が利用できるカードをご紹介します
未成年・高校生でクレジットカードが必要になり、困っている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

未成年・高校生でも作れるクレジットカードとは? Chapter1

未成年・高校生でも問題なく作ることができ、クレジットカードとほぼ同等の機能が利用できるサービスは2つ。「デビットカード」と「バンドルカード」の2種類です。
それでは早速デビットカードとバンドルカードの特徴、メリット・デメリットをみていきましょう。

デビットカードの特徴とメリット・デメリット

デビットカードとは、カードでの支払いと同時に、登録した自身の銀行口座から利用額が引き落とされるサービスのこと。使った金額が即時引き落とされるため、銀行口座の残高以上にお金を使い過ぎる心配がありません。利用限度額の上限は口座残高と同額です。また、必要に応じて別途「利用可能額」を設定することもできます。

年会費 無料/有料
※カード発行会社・銀行、カードの種類によって異なる
申し込み条件 15歳以上(中学生除く)、もしくは16歳以上
※発行会社によって異なる

デビットカードのメリット

デビットカードは、原則として入会審査がないため、15歳以上であれば高校生・未成年でも作ることができます。クレジットカードと機能はほぼ同等で、店舗はもちろんネットショッピングでも利用可能。JCBやVISA等の国際ブランド付きデビットカードは、海外での利用にも対応しており、一部カードは海外ATMを利用し、現地通貨の引き出しにも対応しています。
また多くのデビットカードがキャッシュレス・消費者還元事業の対象カードに指定されており、キャッシュレス決済を利用することで、最大5%還元を受けられる点も大きなメリットと言えるでしょう。

デビットカードのデメリット

デビットカードは、即時決済を原則としているため、分割払い・リボ払いはできません。さらに、クレジットカードとは異なり、キャッシング機能が付いていない点や、定期利用前提のサービスの中には、デビットカード決済をNGとしているケースがある点には注意が必要です。(※ちなみにキャッシュカード一体型のデビットカードを利用すれば、自分の口座残高から現金を引き出すことも可能です。)
また、原則としてデビットカードはETCカードの発行に対応していない点も注意しておきましょう。

バンドルカードの特徴、メリット・デメリット

バンドルカードとは、使いたい金額をチャージし、その金額分、利用できるVISAのプリペイドカードアプリのこと。iOS端末の場合はApp Storeから、Android端末の場合はGoogle Playから無料でダウンロードすることができます。

年会費 無料(バーチャルカード)
※リアルカード:発行手数料300円または400円
リアル+:発行手数料600円または700円
申し込み条件 なし

バンドルカードのメリット

バンドルカードはデビットカード以上に年齢制限がなく、審査も行われないことから、高校生・未成年でも全く問題なく、作ることができます
バンドルカードも、デビットカード同様にクレジットカードとほぼ変わらない機能を持ち、ネットショッピング等でも利用可能。実店舗で利用したい方は、アプリから「リアルカード」を申し込み、発行が完了すれば、実店舗でも利用できます
バンドルカードの最大のメリットは、事前チャージだけではなく、後払い「ポチっとチャージ」を利用できる点。「ポチっとチャージ」を利用した場合、手数料と利用金額を翌月末までにコンビニで後払いする必要があります。
また、チャージ方法が多い点もバンドルカードのメリットの一つ。ポチっとチャージ(後払い)、コンビニでの現金チャージ、クレジットカードからのチャージ、キャリア決済(ドコモ払い)等、計10種類のチャージ方法をその都度自由に選び、チャージすることができます。
さらに、バンドルカードはキャッシュレス・消費者還元事業に参加しています。2020年6月までの期間に対象の加盟店で利用すると最大5%のポイントを獲得することができます。獲得したポイントは、バンドルカードで決済を行った翌月末にチャージ残高へ還元。還元分は次回以降の支払いで利用できます。

バンドルカードのデメリット

バンドルカードのデメリットは、3Dセキュア(本人認証)に対応していない点でしょう。3Dセキュア必須の加盟店では支払い不可となる点は注意しておきたいポイントです。
また、バンドルカードは一部利用不可のサービスも。ガソリンスタンドや宿泊施設、公共料金、月額の定期支払いや定期購買(ファンクラブ、ニュース配信、受信料など)、電子マネーやプリペイドカードへのチャージ等、利用できないサービスがあるという事を憶えておくと良いでしょう。
(参考:使えないお店やサイトがある?ーバンドルカードサポート
ちなみに、実店舗での支払いに利用できる「リアルカード/リアル+(プラス)」はICチップ非搭載のプリペイドカードとなっています。IC読み取り端末には対応していないことから、一部利用対象がとなる店舗がある点にも注意しましょう。

未成年・高校生でも作れる!デビットカード、バンドルカードの作り方 Chapter2

次に、デビットカード、バンドルカードの作り方をご紹介します。
未成年・高校生でデビットカード、バンドルカードを作りたいと考えている方はカードの作り方をチェックしておきましょう。

デビットカードの作り方

デビットカードは銀行の窓口、またはホームページ経由で申し込むことができます。「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」といったメガバンクはもちろん、「横浜銀行「千葉銀行」と言った地銀、「楽天銀行」や「PayPay銀行」等のネット銀行もデビットカードを発行可能です。

デビットカードの発行には、発行元の金融機関の口座が必要です。店頭で銀行口座開設と同時にデビットカードを申し込む場合、本人確認書類と印鑑を持参しましょう。また口座開設書類の中で、デビットカード発行の有無をチェックするケースがあるため、発行を希望する場合、チェックを忘れないようにしましょう。

店頭ではなく、Webや郵送で申し込む場合、マイナンバー、健康保険証、免許証などの本人確認書類が必要です。オンライン申込であれば、曜日や時間、場所を問わずいつでも申し込むことができます。店頭に行く暇がないという方は上手く活用すると良いでしょう。

バンドルカードの作り方

バンドルカードは、スマホに無料アプリをダウンロードし、電話番号、生年月日等を入力するだけで利用可能。アプリ内でバーチャルVISAカードを発行することができ、アプリから金額をチャージすると、すぐに使うことができます。
また、リアルカードを発行する場合は、発行手数料300円をバーチャルカードにチャージし、発行手続きを行います。リアルカードを持っていると、実際の店舗でもバンドルカード払いが可能になります。またリアルカードを発行すると、月間チャージ上限額も最大200万円までアップ(累計チャージ額は上限なし)。バーチャルカードのみの場合、月間チャージ上限額は12万円まで、累計チャージ上限額は100万円までとなっているため、バンドルカードを定期的に利用する方は、リアルカードを発行しておくと良いでしょう。

未成年・高校生でも作れるおすすめのデビットカードとは Chapter3

数あるデビットカードのなかには、クレジットカードと全くそん色ない高いポイント還元率を実現しているものや、不正使用時の保障が無料付帯しているものも。
ここでは、未成年・高校生でも作ることができるデビットカードの中から、お得度や安全性の高い、おすすめのデビットカードを3つ厳選してご紹介します
デビットカードの利用を検討している未成年・高校生の方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!

未成年・高校生でも作れるデビットカード その1
PayPay銀行 VISAデビットカード

PayPay銀行 VISAデビットカード 画像

PayPay銀行 VISAデビットカード 公式サイトへ行く

年会費 無料
申し込み資格 日本在住で中学生を除く15歳以上の方
高校生の申込:○
デビットカードの作り方 PayPay銀行への口座開設 ※オンライン申し込み可
海外での利用
  • 世界中のVISA加盟店で利用可能
  • VISA提携ATMで海外での現地通貨の引き出し可
保障 第三者不正利用保険
ポイント・キャッシュバック カード利用500円につき1円キャッシュバック

PayPay銀行 Visaデビットカードは、PayPay銀行とクレジットカードの国際ブランド「VISA」が提携し発行する、年会費無料のデビットカード。発行条件は、PayPay銀行への口座開設と、日本在住で15歳以上であるという2点のみ。高校生・未成年の申し込みにも対応しているが、中学生は不可となっている。
PayPay銀行 Visaデビットカードの特徴は、年会費無料ながら、第三者不正利用保険が無料付帯している点。第三者に不正利用された場合、1口座当たり年間最高500万円まで補償してくれる。
またPayPay銀行 Visaデビットカードを利用すると、カード利用500円につき1円をキャッシュバック。さらにPayPay銀行専用のキャッシュバックモール経由でPayPay銀行 Visaデビットカードを利用すると、1%のキャッシュバックを受ける事ができる点もチェックしておきたい。
日本及び海外のVISA加盟店で利用でき、VISA提携ATMを利用することで、海外で現地通貨の引きだしにも対応。海外に行く予定のある高校生・未成年の方は、ぜひ保有を検討したいデビットカードと言えるだろう。

PayPay銀行 Visaデビットカード

未成年・高校生でも作れるデビットカード その2
GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカード

GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカード 画像

GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカード 公式サイトへ行く

年会費 無料
申し込み資格 日本在住で15歳以上の方
高校生の申込:○
デビットカードの作り方 GMOあおぞらネット銀行への無料口座開設
海外での利用 世界中のVISA加盟店で利用可能
保障
  • 取引ごとに発行されるワンタイムパスワード
  • トランザクション認証、指紋認証
  • 振込限度額設定
  • ATM利用限度額設定
  • VISAデビットにおける限度額設定
ポイント・キャッシュバック キャッシュバック率0.6%
カスタマーステージによって最大1.5%までアップ

GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカードは、GMOあおぞらネット銀行とクレジットカードの国際ブランド「VISA」が提携し、発行するデビットカード。年会費は永年無料で、未成年・高校生のカード発行にも対応。GMOあおぞらネット銀行への無料口座開設と同時に、デビットカードを発行することができる。
GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカードの特徴は、業界最高水準のキャッシュバック率を実現している点だろう。通常時のキャッシュバック率も0.6%と、数あるデビットカードの中で高い水準に設定。外貨普通預金の残高30万円以上等、特定の条件を満たすとカスタマーステージがランクアップし、キャッシュバック率も最大1.5%までアップする。外貨普通預金の金利も米ドルの場合1.5%と高いため、留学などで長期間海外に行く予定のある高校生・未成年の方は、利用を検討すべきだろう。
その他にもカスタマーステージに応じて、ATMの引き出し手数料が最大15回まで無料、振込手数料も自行宛は無料、他行宛ても最大15回無料となる点もチェックしておきたい。
GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカードは、海外に行く予定のある高校生・未成年の方はもちろん、キャッシュバック率の高いデビットカードを探している方は、要チェックのデビットカードだろう。

GMOあおぞらネット銀行 VISAデビット付きキャッシュカード

未成年・高校生でも作れるデビットカード その3
楽天銀行 デビットカード(JCB)

楽天銀行 デビットカード(JCB) 画像

楽天銀行 デビットカード(JCB) 公式サイトへ行く

年会費 無料
申し込み資格 日本在住で中学生を除く16歳以上の方
高校生の申込:○
デビットカードの作り方 楽天銀行への口座開設 ※オンライン申し込み可
海外での利用 世界中のJCB加盟店で利用可能
保障
ポイント・キャッシュバック カード利用100円につき楽天ポイント1ポイント付与
(1楽天ポイント=1円)

楽天銀行 デビットカードは、楽天銀行が発行する年会費無料のデビットカード。未成年・高校生のカード発行にも対応しており、日本在住で中学生を除く16歳以上の方であれば、カードを発行することができる
楽天銀行 デビットカードは、楽天銀行へ口座開設をすることで簡単に作ることができる。国際ブランドは「JCB」となっており、国内・海外のJCB加盟店で利用可能。
楽天銀行 デビットカードの特徴は、他のデビットカードと比較しても、ポイント還元率が非常に高い点。楽天銀行 デビットカードでは、カード利用100円毎に楽天ポイントを1ポイント貯めることができる。カード利用で貯めたポイントは、1ポイント1円換算で楽天のさまざまなサービスに利用可能。
盗難保障や海外旅行傷害保険等の保障が付帯していない点には注意が必要だが、楽天市場を利用する機会の多い高校生や、デビットカードの利用でポイントをしっかり貯めたい方は、ぜひチェックしておきたいデビットカードだろう。

楽天銀行 デビットカード(JCB)

まとめ Chapter4

未成年・高校生でも作ることができる「デビットカード」、「バンドルカード」について解説した本特集はいかがでしたか?

デビットカードやバンドルカードは、クレジットカードとほぼ同等の機能を持ち、海外旅行や留学時の利用することもできます。悪用されないか不安という方は、不正利用時の保障や、ワンタイムパスワード、トランザクション認証・指紋認証サービス等が付帯しているデビットカードを選べば、海外やネットショッピングで利用する際も安心です。

未成年・高校生でクレジットカードを作りたいと考えている方は、本特集を参考にデビットカードやバンドルカードの作り方をチェックし、自分に合った1枚を見つけましょう!

Author : 西山さき
Hayakawa所属のライター・編集者。主な執筆ジャンルは金融、エンタメ・カルチャー、教育、転職・就職等。カルチャーに関心があり、休日は音楽と美術鑑賞、読書に明け暮れている。

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